こんにちは。
ライフデザインの中島です。
　　　　　　
先日神戸商工会議所の主催の試写会
周防正行監督最新作、映画『カツベン！』に行ってきました!
　　　　　
活弁とは昔の映画は音声がなかったため、
スクリーンを観客に見せながら
音楽を奏でる『楽士』とともに
『活動弁士』と言うものが
1人でセリフや内容を言ったり、説明したりしていました。
ですからその映画もその活動弁士によって
全く違った仕上がりに感じます。
　　　　　　
本物の活動弁士は見たことがないのですが、
映画でその活動弁士の腕次第で
その作品の善し悪しが変わるということ
印象が変わるということがわかり
とても興味深く面白かったです。
　　　　　　
先日、日本舞踊をしている娘と人形浄瑠璃を見に行きました。
大阪の国立文楽劇場でやっています。
　　　　
娘は人形浄瑠璃や歌舞伎が大好きで
時折一緒に見に行っています。
　　　　　　　　　　　
人形浄瑠璃は太夫・三味線・人形が一体となり物語を演じます。
人形浄瑠璃を見に行くのは、3度目ですが
初めて見たときは、あまり良さがわからず
黒子もいて舞台がごちゃごちゃしているなとか
思っていました。
　　　　　
でも回を重ねるうちに、
面白く引き付けるものがありました。
　　　　　
その中でも
太夫は義太夫節で場面の情景や物語の背景、登場人物のセリフなど一人で演じられるのですが、
それがとても面白いなと思っていました。
　　　　　　
まさにその活動弁士と一緒だなと思いました。
その太夫の話し方が面白くて楽しいなと思っていた矢先の映画でしたので
さすが日本に誇れる伝統文化、伝統芸能だなぁと思い
このような文化は大事にしないといけないと思いました。
現代にも活動弁士がいたら、
何度映画を見ても見るたびに感じ方が変わるのではないかと思いました。